2014-02-12 第186回国会 衆議院 予算委員会 第6号
私、前も予算委員会で申し上げましたが、かつて、ベレンコというロシアの中尉が、最新鋭のミグ25に乗って、亡命を求めて函館に強引に着陸した。それから、それについて大きな問題が起こりましたね。あのときも、結局、政府は出動命令を出さないままに、現地の司令官たちに適当に判断しろという形で、その裁量に任せる。
私、前も予算委員会で申し上げましたが、かつて、ベレンコというロシアの中尉が、最新鋭のミグ25に乗って、亡命を求めて函館に強引に着陸した。それから、それについて大きな問題が起こりましたね。あのときも、結局、政府は出動命令を出さないままに、現地の司令官たちに適当に判断しろという形で、その裁量に任せる。
これは、昭和五十一年に、ソビエトの最新鋭機のミグ25に乗ったベレンコという中尉が函館の空港に強行着陸しまして、そして、威嚇の上でしょうが、これに向かってきた空港の職員に拳銃で発砲したために、函館空港管制官は北海道警に通報して、道警によって空港は閉鎖され、陸上自衛隊は空港警備の管轄権を盾に締め出されてしまいました。
○小野寺国務大臣 ベレンコ事件については、私どもも歴史の事実として承知をしておりますが、そのときにまだ、防衛省、当時の防衛庁としての武器使用についての明確な対応がなかったということで、その対応に非常に苦慮し、その後のさまざまな法の整備につながったというふうに記憶をしております。
不意突然の目標の出現に、スクランブルで上がって、ベレンコ中尉の乗るミグ25を発見することができませんで、それで、やむなく千歳に帰ったんですが、その当時は、何といいますか、事態というのは不意突然に、思いもしないマグニチュードのことが思いもしないところに発生するものでありまして、現場は相当混乱しますし、情報ももちろん、いろいろな状況掌握も全くできない状態でございましたので、現場はもちろんですが、中央の方
○山田(宏)委員 国家安全保障上の緊急または重要なことについて政策決定をする場ですから、そうたびたびそういうことがあるわけではないとは思いますが、永岩参考人は、先ほどのお話では、例のベレンコ中尉でしたか、当時は、ミグ25に乗って日本の基地に着陸をしたということに遭遇されたお話をされておられましたけれども、先ほどもお話しになったように、我々が想定する以外のことがよく起きるわけですね。
そして、それから今日まで来てさまざまな、七〇年代、八〇年代に入って、例えば、ベレンコ中佐の、おとといも指摘がありましたミグ25の亡命事件であるとか、あるいはダッカのハイジャック事件であるとか。その後、八〇年代に入って、大韓航空機事件があったり、その他いろいろなことがあったわけでございまして、そのたびに、いわゆる国防の危機というものについて、さまざまな役割がふえてきたわけなのであります。
これは全て省庁の縦割りの話とか、役人が会議のための会議をやっているという、そのわかりやすい例なんですけれども、例えば、あと、ちょっとおもしろ過ぎるんですが、佐々さんのお話で、ソ連のミグ25が、ベレンコ中尉という、亡命騒ぎが七六年に起こったときの話でございます。
あのときに、強行着陸して、中からピストル持ってぶっ放して出てきたベレンコ中尉を警察が捕まえに行っていいのか、外務省が行っていいのか、防衛庁が行くのか、全く我が国はわからなかった。したがって、あれは逮捕できなかった。拳銃一つ、小銃一つ、自動小銃一つ持ってなかったらそういう事態になるんです。
かつて、ミグ25が亡命というか日本に着陸したことがありましたが、あのときのベレンコさんは、日本に近づくほど、おれは命が助かった、安全であると、こう思いましたということを我々の調査に対して答えています。大体そういう感じの環境といいますか、日本の軍事力あるいは日本の政治のやり方というのは、頭下げてばかりおって、周辺諸国の言うことを非常によく聞く。
そういうふうなことで随分環境も変わりまして、何といいますか、ベレンコ中尉ですか、ミグに乗って函館に潜入してきたというようなことに対してE2Cの必要性が当時認められたわけでありますが、最近は航空技術が大変進歩してまいりまして、洋上においても早期警戒管制機というものを配備する必要性も出てきたと、あるいは国内におけるレーダーサイト、あるいはまた防空司令所等の管制機能の組織が非常に脆弱化してきているというような
そしてベレンコ中尉がアメリカに亡命を希望し、亡命したのですね。そしてミグの機体は解体をし、調査をし、そしてソ連に送り返したという問題でしょう。これが何で重大緊急事態の要件に合致しているのですか、教えてください。
「他に」というのは既にある、こういうことを前提にして言っておるわけですが、その実例としてかのベレンコ事件、ミグ25の飛来の事件を例に挙げて、「自衛隊は密かに演習の名目で、一部部隊を臨戰體制につかせ、政府に内緒で、北部方面總監に切腹覺悟で部隊を移動させた」、具体的には、北部方面総監は、隷下の第一一師団第二八連隊を函館に派遣し、田中総監陸将は近藤陸将師団長に対し、「ソ連機が来襲した場合は撃墜せよ」、五十海里以内
したがって、先ほど官房長官は、ベレンコ事件のようなものは、設置しようとされる安全保障会議にかけるべき問題だと言われた。今までの国防会議ではかからなかった。しかし、かけるかどうかということになりますと、今のような場合、これはやはり実弾は持っていっておる。撃つか撃たないかということが奇襲対処に対しての一番大きな論点なんですね。撃てるか撃てないか。
先ほどベレンコ事件を出しましたが、これは攻撃ではなかった。しかし、あのときはっきりわかったことは、我が方のレーダーではつかまえられなかったということだけはわかった。あのとき飛ばしたF4ではちょっとつかまえたがまた見失ったというような、我が方のそのころの第一線戦闘機のF4はそういう能力しかないわけですな。
これは先ほどの奇襲対処に対する身構え、ベレンコ事件についてはあのとき何も国防会議をやらなかったが、この新しく設置しようとされる安全保障会議では、そういうものはやはりかけて対処を考えるのだとおっしゃった。これはベレンコ事件ほど長い時間ではございませんが、ともかく我が領海の南方海域でうろうろしておって、そいつが領海を横断して北方へ突き出た、おかしい。
こうしたにせの情報を流すという点では、ミグ25事件のときのベレンコ中尉の妻の手紙、これは実は妻とは不仲になっておって、手紙など来るわけもないのですが、それを偽造した手紙があるということを日本のマスコミにふれ込みまして、そのことを裏づける新聞記事は現実に当時あるわけでございます。
それから、ミグ25の亡命事件がありましたとき、ベレンコ中尉の妻の手紙というものを偽造して、日本のマスコミに掲載することを試みたわけでございますが、これも昭和五十一年九月十日朝刊各紙に掲載されております。特に、彼が在日当時は日中離間を策することがソ連の在日政治工作の最大のねらいでございました。
○松前達郎君 いままでソ連からたくさんの人が亡命をしているわけなのですが、その亡命者のその後の動向を見ましてもたとえばベレンコといういわゆるミグの亡命事件がございましたですが、このベレンコにしてもそうなのですが、軍事機密ですとかあるいは政治機密を握っているような人の亡命、その場合はあとずっと見てみますと全然表面に出てこないのですね。今回のような取り扱い方をしていない。
五十一年の二月にソ連からベレンコ中尉というのが例の函館に飛行機でおりたわけですね。たまたまアメリカということになりましたが、ああいうような事件で日本におりたいという場合は難民扱いになるのかどうか、この条約の適用で在留を認めるのかどうか。
○大鷹政府委員 ベレンコ中尉のような方が難民であるかどうかということに関しましては、まず本人から難民認定の申請が行われなければなりません。難民認定の申請が行われた段階で、本人の陳述とかいろんな資料に基づいて判断するわけでございますけれども、果たしてベレンコ中尉の場合、そういう手続がとられた場合、難民と認定されたかどうかということは、実際やってみないとわかりません。
私は、かつて、あのベレンコ中尉のミグ25が函館に参りましたとき、この席から三木元総理にお尋ねをしたが、一刻も早く法の不備を是正するために準備をしますと、たしか総理はお答えいただいたはずです。にもかかわらず進んでいない。そのことから栗栖の超法規的発言が出てまいったと私は受けとめております。にもかかわらず、このような状態になってきております。
私はリーダーズダイジェストで読んだのですが、ミグ25で函館へ来たベレンコという人がアメリカのCIAで自白している中に、なぜあなたそんなに簡単に函館に来たんだと言ったら、自衛隊の幹部それから警察の幹部に共産党の連絡員がいてそれがどんどん連絡をしてくるものだから、私は目をつぶってでも函館の空港に来れました、こういうようなことを言っております。実に物騒なことをおっしゃる。
○伊藤(圭)政府委員 ベレンコが参りましたときの供述の中でそういうものがあったということは記憶いたしておりません。しかし先ほど申し上げましたように、常識的には当然、地下式ということは考えられるわけでございますが、私どもといたしまして確認していないということを申し上げているわけでございます。
○伊藤(圭)政府委員 御承知のように、ベレンコ中尉は日本に参りましてから三日後にアメリカに行っております。したがいまして、その間警察庁それから法務省がいろいろ話を聞いておりますが、その間に防衛庁も数時間話を聞きましたが、そういう詳しいことまでは聞かなかったと記憶いたしております。
絶対落とされないと確信を持って来た、日本の取り調べに対してベレンコ中尉はこう言っているわけです。なぜ落とされないか。発砲せざる限りあるいは爆弾を投下せざる限り、日本の自衛隊は発砲しない。危害を加えられて初めてそれに対処する。いまの装備体系からいったら、そんなことで間に合わないということはもちろんであります。それに対する判断というものも非常にあいまいもことしている。
○政府委員(吉田長雄君) これもたとえばベレンコ中尉のような場合は、これは日本に亡命を求めてきたわけじゃなしに、アメリカに亡命を求めたということでございまして、したがって日本側の扱いとしましては不法入国者、不法入国に基づく強制退去と、その行き先は要するに本人の希望する、できるだけ希望を尊重してアメリカへ行きたいと言うからアメリカに強制退去させた、こういうことになりまして、日本政府との関係でこれは亡命
○寺田熊雄君 ベレンコの場合はアメリカへ彼の言う亡命を希望したわけですね。いま局長のおっしゃったソ連人、チェコ人、東独人、キューバ人、台湾人、いずれも行く先はアメリカ希望が多かったのでしょうか。